auが京セラ製のスマートフォン『URBANO V03』を発売しています。メインターゲットは「ガラケーからスマホに乗り換えるユーザー」です。スーツにも合うおしゃれなデザインにも関わらず、ケータイライクなメニューに、電話専用の物理キー、1.75倍のデカ文字表示など、簡単スマートフォンのような使いやすさを追求しているスマホです。auユーザーのスマートフォン比率は、2016年夏時点で約6割となっています。つまり、残りの約4割はフィーチャーフォンを使い続けているのが実情です。特にシニア層のスマートフォンへの移行が進んでおらず、これを推し進めたいauは、40から50代や60代以上のシニア層にも使いやすいスマートフォンの開発に注力しています。そこで産まれたのが、2016年12月上旬発売のURBANO V03なのです。特徴は、シンプルで使いやすい操作性なのに外観がおしゃれな点です。「いかにもシニア向けなデザインを嫌うユーザーも、一定数いる」と担当者が話すように、外観は”シンプル端末”であることを極力意識させないようデザインされています。しかし中身のUIは、スマートフォンへ移行するユーザーに配慮しているのです。ホームは1画面のみで、左右にスクロールさせない設計。下部には電話・ブラウザ・電話帳など、よく使うアプリを並べ、フィーチャーフォンのような一覧表示を実現しています。そしてメニューもガラケーユーザーが慣れ親しんだケータイスタイルとなっています。